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「全角」と「半角」は、見た目が似ていても中身(文字コードの数値)が異なる文字です。
Web制作や文章作成の現場では、この違いが原因でレイアウト崩れやデータ不具合が起きることもあります。
本記事では、全角と半角の基本から、違いが生まれた背景、混在による問題、そして正しい統一方法までを解説します。

全角・半角とは何か

全角文字とは、1文字分の幅を全体で使う文字(例:A、あ、@など)を指します。
一方、半角文字はその半分の幅しか持たない(例:A、@)文字です。
画面上の幅の違いだけでなく、内部では「文字コード(符号化)」の違いもあります。

全角文字と半角文字の幅の違いを示す比較画像。「ABCDE」という半角文字列と「ABCDE」という全角文字列が上下に並べられており、全角文字列の方が明らかに横幅が広いことを示している。
全角文字と半角文字の幅の違い

たとえば、「A」と「A」は見た目が似ていますが、実際の文字コードは以下の通りです。

文字 種類 Unicode バイト数(UTF-8)
全角 U+FF21 3バイト
A 半角 U+0041 1バイト

全角と半角の違いが生まれた背景

コンピュータが英語圏中心で設計された時代、英数字や記号はすべて半角で表現されていました。
しかし、日本語は文字数が多く、1バイトでは表現しきれないため、2バイト以上を使って文字を表現する「全角文字」という概念が生まれました。
Shift_JISやEUC-JPなどの文字コード体系では、全角=2バイト、半角=1バイトとして扱われます(※)。

現在主流のUnicode(UTF-8)では、半角文字は1バイト、全角文字は3バイトで表現されます(※)。
この違いが、プログラムやデータベースで文字列を扱うときのエラーの原因になることがあります。

※半角文字でも、半角カタカナは1バイトではなく、EUC-JPでは2バイト、UTF-8では3バイトで表現されます。

全角と半角が混在すると起きる問題

見た目が似ていても、全角と半角はコンピュータ上では全くの別物です。そのため、これらが混在していると、下記のような予期せぬトラブルの原因になります。

特にWeb開発やデータ分析の現場では、全角・半角の不統一はシステムのバグやデータ汚染に直結するため、非常に重要な問題です。

全角・半角を統一する方法

テキストエディタで手動修正も可能ですが、見落としや変換ミスが起きやすいため、専用ツールの利用が確実です。
以下のツールでは、英数字・記号・カタカナなどを個別に変換できます。

まとめ

全角と半角は見た目だけでなく、文字コード・バイト数の面でも明確に異なります。
文字の統一は、文章の品質を上げるだけでなく、システムの安定動作にも直結します。
開発・執筆・編集など、どの分野でも「全角・半角の統一」は基本中の基本です。